パワーラグ

パワーラグ

パワーラグによるケーブル結線は、従来の丸端子による圧着部をなくし、ケーブルから銅スリーブまで切れ目なく銅による導電体を形成することで、高耐久で、且つ電線とラグとの多面接触を実現しています。これにより、結線の信頼性と電気的性能を飛躍的に向上させることが可能になりました。

電気特性、信頼性、コストの最適化が必要とされる用途において、パワーラグは、従来の丸端子結線を代替する理想的なソリューションです。単芯ケーブル、複合ケーブル、スプライス、ブレイドタイプなど、お客様の要求仕様に応じて多彩な結線、終端加工を提供します。

特長

  • 従来の丸端子結線と比較し、結線抵抗を25%軽減
  • 周囲温度に対してより低い温度上昇
  • 衝撃および振動に対する耐性
  • 一つのラグに対し、複数結線が可能
  • 優れた費用対効果
  • ねじ穴、RADSOK®コンタクト、位置決めピンなどを加工した多彩なバリエーションを提供可能

製品バリエーション例

以下はバリエーションの一部です。
お客様の用途に応じてカスタム対応しますので、お気軽にお問合せください。

単芯ケーブル
単芯ケーブル
スプライス
スプライス
ブレイド
ブレイド
複合ケーブル
複合ケーブル

パワーラグの構造、加工プロセス

パワーラグの構造、加工プロセス

温度上昇と電圧降下(パワーラグ vs. 一般的な圧着ラグ)

一般的な圧着ラグと比較して、温度上昇、電圧降下が抑えられます。

温度上昇と電圧降下(パワーラグ vs. 一般的な圧着ラグ)

アプリケーション例(PDU用電源ケーブル配線)

16の圧着結線と6つのねじ止めを、4つのパワーラグに置き換えし、効率的な配線を実現。
使用温度を20℃、低く抑えることができました。

アプリケーション例(PDU用電源ケーブル配線)

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