(1) 防爆とは
防爆の定義とは爆発又は火災を防止することにあります。
爆発・火災が起こる理由は下記のことが考えられます。
発火源 + 可燃物 = 爆発・火災
発火源: 温度・火花・摩擦・衝撃・電磁波等
可燃物: 固体・液体・気体形態
従って、爆発や火災を防ぐには発火源と可燃物の発生頻度を極力小さくすることです。
しかしながら、工場などの爆発性ガス・引火性液体を業務上取扱う場所では、日常的に発生する様々な発火源をなくすことは不可能に近いことです。そこで、発火源が周囲の爆発性ガスに漏れないように保護したり、爆発性ガスの侵入を防止したり、爆発性ガスと共存しても発火しないように安全性を高めたりしています。
すなわち、工場電気設備の防爆とは、可燃性ガスが爆発や火災を起こすような非常に危険な場所において、使用する電気設備の構造や設計を工夫し、電気設備が原因となる爆発や火災を防止することです。
- 危険場所:
- ゾーン0 ゾーン1 ゾーン2 (ゾーン0が一番危険)
- 防爆構造:
- ・耐圧防爆構造 ・油入防爆構造 ・内圧防爆構造 ・安全増防爆構造
・本質安全防爆構造 ・特殊防爆構造 ・樹脂充てん防爆構造 ・タイプn防爆構造
(2) 防爆規格
国内規格
- 厚生労働省:労働安全衛生法
産業安全技術協会(TIIS)
- 経済産業省:電気事業法
工業標準化法(JIS)
- 総務省: 消防法
海外規格
- アメリカ:
- NEC規格
- カナダ:
- CSA規格
- ヨーロッパ:
- ATEX指令
- 中国:
- CQST・NEPSI等
- 韓国:
- KOSHA・KTL
- 台湾:
- 工業技術院
防爆構造に関する規格
- 電気機械器具防爆構造規格:
- 工場防爆/防爆構造規格(例 d2G3)
- 技術的基準:
- IEC整合/技術的基準(例 Exd II BT5)
構造規格と技術的基準の比較
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