耐環境型ジャンクションボックスの設計・開発事例

防衛用途では、厳しい使用環境への対応に加え、電気特性、機械構造、品質保証など、多岐にわたる技術要求への対応が求められます。
アンフェノールジャパンでは、お客様の要求仕様に応じたインターコネクトのカスタム設計から、試作・組立・評価、継続的な量産まで、国内で対応できる体制を整えています。
本ページでは、映像信号の伝送における技術課題に対し、接続方式の見直しから専用ジャンクションボックスの設計・開発へと発展させた事例をご紹介します。
開発背景と技術提案
開発背景
映像信号の伝送に、組立加工と耐環境性能の課題。
防衛関連機器において、従来使用していた映像信号を、MIL規格コネクタを介して伝送する接続システムの開発が求められていました。
当初は、信号ケーブルをD38999コネクタに直接結線する方式を試作し、映像伝送を確認。しかし、ケーブルの細線構造による断線リスクや結線作業の難しさなど、組立加工・信頼性の面で課題が明らかになりました。
さらに、過酷な環境下での使用が想定される防衛用途では、振動・衝撃、防水、温度変化などへの対応を含め、高い耐環境性能が求められていました。
技術提案
ケーブル接続から、専用の接続システムへ。
こうした課題に対し、アンフェノールジャパンは、インターフェイス基板と同軸ハーネスを専用筐体に組み込むジャンクションボックス構造を提案しました。
MIL規格コネクタの選定に加え、信号伝送に適した配線構成や内部部品の配置・固定方法を検討。組立加工性と耐環境性の双方に配慮したカスタム接続システムを設計・開発しました。
接続システムの設計構成(例)
映像信号出力装置からの信号を、専用インターフェイス基板と同軸ハーネスを組み合わせたカスタムジャンクションボックスを介して、映像表示装置へ伝送する構成です。外部機器との接続にはMIL規格コネクタを採用しています。

接続システムの構造設計(例)
専用インターフェイス基板と同軸ハーネスをアルミ筐体内に一体化。信号伝送に適した配線構成や部品の配置・固定方法を検討し、組立加工性と耐環境性を考慮したカスタム構造を設計しました。

厳しい要求仕様に応えるカスタム設計力
防衛用途では、厳しい使用環境への対応に加え、電気特性、機械構造、品質保証など、多岐にわたる技術要求への対応が求められます。
主な技術要件と設計上の検討事項
設計から評価・量産まで、国内で一貫対応
お客様の要求仕様を踏まえ、内部構造や部品配置、配線・固定方法まで検討。コネクタやケーブル単体では解決できない技術課題に対し、国内の設計・製造体制を活かしたインターコネクトソリューションをご提案します。
設計・開発から評価・量産対応まで
お客様の要求仕様に応じた設計・開発から試作、組立・検査、評価、量産対応まで、各工程を通じてインターコネクトソリューションの実現をサポートします。
ジャンクションボックスの開発プロセス

